切り分けているときから、濃厚なカカオの香りが広がってきた。
それだけでもう、他のガトーショコラとは違う感じがして、ちょっと贅沢な気持ちになりました。
今回はMinimalの3月限定生ガトーショコラ-フロマージュ-のレポートです!
Minimalとは
一般的なチョコレート菓子を食べるときにはあまり意識しないかもしれませんが、本来カカオにもしっかりとしたカカオの風味が存在します。
そしてカカオの風味は、カカオ豆の産地や製法などで大きく変わります。
Minimalは”ミニマリスト”の考え方を元に、本当に必要なものだけでチョコレートを作る、日本食の”引き算の哲学”から生まれたチョコレートです。
まずはMinimalの以下の2つの特徴について見ていきましょう。
- 引き算の哲学
- Bean to bar
引き算の哲学
“引き算”は特に日本食で使われている考え方です。
ちなみにフランス料理など洋食は”足し算”の考え方をするといわれています。
引き算と言われるといらないものを省くだけのようにも聞こえますが、素材の良さを”引き出す”こともその一部。
Minimalも味や香りを足すのではなく、それぞれのカカオ豆の個性を解析し、その良さを引き出すために徹底して素材と向き合い、豆に応じて焙煎時間やカカオ濃度を厳しく研究し、管理しています。
Minimalの板チョコの原材料はカカオ豆と砂糖のみ。
とてもシンプルですが、それぞれに味が違います。
Bean to bar
Bean to bar(ビーントゥバー)という言葉をご存知でしょうか?
beanは豆、barはチョコレートバー(板チョコなど含む)なので、豆からチョコレートバーまで一貫して製造を行うことです。
2000年代後半からアメリカで流行り始め、近年日本でもいくつかの企業が始めました。
Minimalもそのうちの1社で、カカオ豆の仕入れからチョコレートにするまでのすべての工程を自社で職人たちが手作業で行っています。
一般的なチョコレートと比べるとカカオの食感が僅かに残っているため、若干ざらつくように感じられるのが特徴です。
Minimal生ガトーショコラ-フロマージュ-
Minimalでは板チョコの他にもこだわりのお菓子を販売しています。
今回はその中でも3月限定の生ガトーショコラ-フロマージュ-のレポートをしていきます!
外装 中はこんな感じです
冷凍便で届いたのですが、説明書きには『ケーキが凍ったままの状態で、包丁をお湯で温めて水分を拭いてから切り分け、すぐに食べない場合はそのまますぐ冷凍する』とあったので切り分けだけ先に。
食べる1,2時間前に冷蔵庫に移して解凍します。

まな板に出してみるとなんとも言えないずっしりとした感じ……。
温めた包丁を当てると、真ん中辺りまではすっと入り、そこからは少し力を込めましたがすんなり切れました。
(でも横着して、お湯ではなくコンロで包丁を温めました)
我が家は夫と2人で食べるため8分割して4日間楽しみました。
8分割だと結構小さく感じますが、カカオの香りが心地よく、ずっしりしっかり詰まっている感じなのでじっくり味わって食べるのには丁度いいサイズでした。
多分大きすぎても途中で満足してしまうと思います。

真ん中の白い部分はクリームチーズ・マスカルポーネ・カマンベールの3種のチーズを混ぜたチーズ層。
チョコレートの部分だけでも十分に美味しいのですが、チーズ層があることで爽やかな酸味と濃厚さが加わりとても美味しかったです。
どこで買えるの?
MinimalオンラインショップとMinimal The Baking 代々木上原限定ですが、3月限定品なので今期はあと1回、3月21日10:00~予約開始だそう。
フロマージュは3月限定ですが、他にも美味しいものばかり。
是非チェックしてみてください!
Minimal The Baking 代々木上原
〒151-0064
東京都渋谷区上原1-34-5
TEL:03-6407-8292
日~木:11:00-19:00
金~土:11:00-19:00
定休日無し
※2021.1.8更新 金曜と土曜の営業時間を22:00→19:00に短縮
– 各線 代々木上原駅:南2出口徒歩2分
まとめ
材料はシンプルだけれど、そこにかける手間は決して楽なものではないと思います。
生ガトーショコラ-フロマージュ-に限らず、特別なリラックスタイムにじっくり味わうお菓子として、ぜひ一度カカオの香りを楽しみながら食べてみてください。
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